撮りたいのは君じゃない。

太郎、4歳の時の話である。

保育園からの帰り道、雨上がりの空に

大きなレインボーが!!!


「ねぇ、写真撮っていい?!」


と、興奮気味の母に対し


「いいよ!カッコ良く撮ってね!」


と、自らが被写体だと思い込み

ポーズを決める太郎。


もし、百歩譲って

君のことを撮りたくなったとして

車が行き交うこの場所を

敢えて選ぶことはないだろう

そこまでの衝動を抑えきれない自分がいたとしたら

それはなかなか大胆な考えだと

思ってもらって構わない


と、しんみりした歌風に

脳裏をよぎったとは言うまでもありません(笑)


結局、虹だけを撮りたかったのに

なぜか虹はおまけで

決めポーズ決める太郎がメインとなりました。