子どもと距離を縮めるための8つの法則


子どもと距離を縮めるための方法を

8つほど紹介いたします。


①子どもにきちんと挨拶(自己紹介)をする

意外かもしれませんが、

できない方が多いです。

特に保育園、幼稚園の先生。

実習などでは

「子どもの名前を覚えましょう。」

「積極的に呼びましょう。」

と、言われます。

しかし、子どもの立場から考えると

「ぼくの名前呼んでくれた!嬉しい!」

というよりも

「なんでぼくの名前知っているんだろう。」

「この人は誰だろう。」

と思っています。

私は相手がどんなに小さい赤ちゃんでも

「私は〇〇です。△△ちゃん、よろしくね。」

と必ず言います。

小さくたって相手は一人前の人間。

失礼のないよう振る舞うべきです。

これは新人だろうが

ベテランの先生だろうが同じこと。

むしろベテランの先生ほど

自分の名前を教えずに

子どもの名前をバンバン呼ぶ人、

多い感じがします。


②名前を積極的に呼ぶ

自己紹介が終わったら、

相手の名前を積極的に呼びます。

「この人は自分に好意をもってくれている!」

と、思ってもらえたら大成功です。


③タイミングを待つ

自分にも性格の合う人合わない人がいるように

子どもにももちろんあります。

・人見知りをしないで積極的に話しかけてくるタイプ

・そんな子を遠くから眺めるタイプ

・一向に距離を縮めようとしないタイプ

・ずっと泣きながら周囲を観察するタイプ

・興味を示さないタイプ

などなど。

その子その子のタイミングを逃さないことです。

チャンスは必ず訪れます。

その子にあった距離感で向き合いましょう。


④目線を同じにする

子どもと同じ目線に立って話をしてください。

身長差があればあるほど、子どもたちは圧を感じます。

正座?膝立ち?しゃがんだ姿勢?

ベストなポジションをみつけてください。


⑤身につけているものを褒め、相手に興味を示す

身につけている衣服や靴は、

その子そのもの。

その子自身の延長です。

衣服に興味を持つことは、

あなたに興味、好意があることにつながります。

「〇〇レンジャーのトレーナーかっこいいね!」

「プリンセスのヘアゴム、可愛い♡」

などなど、褒めて褒めて褒めまくるのです。

知らないキャラクターの場合は

「このかっこいい人はなんてお名前なの?」

なーんて質問すれば、

ノリノリで教えてくれること間違いなしです。


⑥話をじっくりと聞き、丁寧に返事をする

忙しかったり、大勢を相手にしていると

なかなか難しいかもしれませんが

時間と機会が許す限り、耳を傾けましょう。

そして曖昧な返事ではなく全力で返しましょう。

「この人はちゃんと聞いてくれる!」

ことは信頼感につながります。


⑦自分を好きになってもらう

誰でもそうですが、

好きな人の話や言葉には心を打たれるものです。

「この先生の言ってることなら好きだから聞こう。」

と思わせたらこっちのもの。

そのためにはまず、

自分が相手のことを好きになる必要があります。

手のかかる子、落ち着きのない子

いろんなタイプがいます。

自分だって人間です。

イラッとすることもあるでしょう。

ですが、あなたは大人。

相手は子ども。

意地を張るのを辞め、相手を好きになることです。


⑧一緒に遊ぶ

子どもは遊んでくれる人が大好き。

しかも全力で!

「先生あそぼう!」

と声をかけてくれます。

できる限り一緒に遊びましょう。

このとき

「遊んであげる」

というスタンスではダメです。

自分自身、思い切り遊びこむのが鉄則です。


自分にできること、できないことあると思います。

「一人担任だから他の子みながら遊びこむとか無理。」

等、あるかもしれません。

では、その状況でできることは何か。

私は先生vs子どもたちでドッジボールをしたことがあります。

年長さんといえど

キャッチできる程度のボールです。

クラス1投げる力が強い男の子のボールを見事にキャッチしたときの

子どもたちの羨望の眼差しときたら(笑)

そんな先生を当てた時の喜びといったら(笑)


できないで終わらせるのではなく

できることはなんだろう

どうやったらできるだろうと

工夫してみてくださいね。