見えないだけでみんな優しい


昨日、帰宅時の電車の中で

寝過ごしている女子高生がいました。

起こそうか起こすまいか悩んでいたら

同じように悩んでいるだろう挙動不審な奥様がいて

その人に任せようとしたところで

目を覚ました女子高生。

その後も改札に向かうまでの

他の車両でも寝過ごしている方がいらっしゃり

男子高校生が起こしてあげていました。


知らんぷりして

自己責任論を振りかざしてしまえば

それまでなんだけれど。

こんなご時世だから

触ること触られることにも

抵抗がないわけではないのだけど。

それでも自分が寝過ごして

また折り返し発車したときの

あの悲壮感を知っているから

起こしてあげたいとも思うし。


そんな風に思っている人が

私以外にもたくさんいることを知って

ちょっと嬉しく思いました。


スーパーの開戸とかね。

先に入る人が

自分だけ入れるくらいしか開けないことが

ほとんどなのですが

たまに開けて待っててくれたりすると

優しいなぁと思うわけです。


広がる連鎖なら

負の連鎖よりも優しい連鎖が広がってほしい。

そっちの方がみんな心地よい。

人それぞれでいろんな人がいるから

相手に強要はしないけれど

私は人がくれた優しさを

次の誰かに渡したいなと思う。


捨てる神あれば拾う神あり。

みんな神様だと思えば

なんだか見る目が変わってくる。

捨てる神様からも

拾う神様からも

学ぶことはたくさん。