なんで戦争してるの?〜娘の質問に私なりに真剣に答えてみた〜


9歳娘の疑問です。

ニュースで毎日のように報道され

気にならないわけはありません。

「なんで戦争しているのか?」

という実際のところを

自分自身がきちんと理解できている自信がないので

私なりに思うことを太郎に話してみました。


①攻撃を仕掛けた理由はロシアにしかわからないこと

ウクライナは大切な人、国を守るために武器を持ったこと

武力行使がなければ戦争には至らなかった

ジャイアンもすぐ殴ってスネ夫のラジコンとかとりあげるけど、

きっと自分の要望が

断られたり受け入れられなかったりしたら怖いから、

力で解決しようとするのかもね、と。


②この時代に話し合いではなく力で解決しようなんておかしいこと


③戦争で何人亡くなったとか、

爆撃の様子とか報道されるけど、

よく考えてみてほしいこと

→淡々と伝える報道の裏側には悲惨な現状が潜んでること

・逃げる周る人の周りにはひどい怪我をした状態で亡くなってる人があちらこちらにある

・大事な家や街がどんどん壊されて行ったり、目の前で人が殺される場面をみた子どもたちの心情


④戦争は憎しみしかうまないこと

もしもママが殺されたらあなたはどうする?

相手を許せず攻撃する?

それで相手を同じように殺してしまっても

ママは戻ってこないし、

人を殺してしまった感触や

場面が目に焼き付いて、

そのあと正常な暮らしはできない


私は戦争の時代に生まれたわけではありませんが

写真をみたり

書物を読んだりしたことはあります。

一面焼け野原で

あたりには犠牲者の亡骸の中

立ち尽くす子どもの写真。


かこさとしさんややなせたかしさんの自伝にも

戦争についての記述が載っていました。

かこさとしさんは視力の問題で

戦地には行かなかったけれど

お友達はみんな戦争で亡くなってしまったこと。

やなせたかしさんは飢餓の苦しさを知っているから

アンパンマンが生まれたこと。

他の方の書物にも

食べるものがなくて

腐った米を炊いている匂いが忘れられないとか

原爆後、

電線に吹き飛ばされた人の遺体がぶら下がっていて怖かった

というのも書いてありました。


戦災孤児のドキュメンタリーも観ました。

両親が亡くなって孤児院に入れられた少年たち。

アメリカ軍と日本人の間に生まれた子どもは

お父さんがアメリカに帰ることになり

お母さん一人では育てられなくて

孤児院に入れられた場合もありました。

(マッカーサーバツが悪く、対応が後回しになったそうです。)

子ども時代も

大人になってからも

一生苦しんだことでしょう。

命が助かっても

戦争によって負わされた傷は

生きている間中、つきまとってくるのです。


遠い国での戦争。

子どもの頃は

なんでわかってて

手を差し伸べてあげないんだろう

と、思っていました。

今になれば

国同士の問題

無闇に手を差し伸べられない現状があること

理解できます。


太郎には

自分にできることは何かを

私との対話の中で

みつけてもらえたら、いいな。