人間一人ひとりの労力を大事にする社会へ


昔のモノって

それなりに質がいいですよね。

私が赤ちゃんの時に使っていたタオルケット、

母が出してくれたのですが

生地がしっかりしているし

状態も良かったので

今我が子が使っています。


リビングにある置き時計もそうです。

私が子ども部屋をもらい、1人で寝始めた時に

目覚まし時計として買ってもらったもの。

かれこれ20年以上になりますか。

電池は変えているもののまだまだ現役。

カチカチコチコチ動いています。


そう考えると

一昔前のものって質がいいなぁと。

それなりの値段がするということは

それだけの人件費と材料費を

費やしているということ。


100円均一なんてなかった時代。

メイドインジャパンのものが多くて

それなりの価格がつくから

そんなにすぐに買い替えられないし

物持ちもいいから

大事に長く使える。


今は真逆で少しでも安いものをという風潮。

安いから早く壊れても仕方ない。

安いからまたすぐ買えばいい。

無駄になっても別に構わない精神。


100円均一がいい例だなと。

耐久性とかどんどん省いて

安くてとりあえず一時的にもつものを売る。

利用していないわけではないけれど

100円のものひとつ作るのだって

その背景には作っている人がいるわけで。

その労力をバカにしているなぁと思うわけです。


中国にある製造工場に頼り切っていた日本ですが

いよいよ薄利多売で儲けがない日本から手を切り

それなりに利益のある欧米諸国を相手にしようとしてるとか。

そりゃそうですよね。

それなりに評価されなかったら

モチベーションは下がる一方。

手を切られるのも致し方ないかと。


そして質の高いメイドインジャパンの品物が

日本国内では売れず

ネットを通し海外で売れる。

海外の人たちの方が

日本の物の質の良さを認め、評価しているのに

日本国内の人その良さに気づけていないなんて

矛盾というか違和感だらけですよね。


100円均一の商品とかみていると

これがこの値段で買えるなんて

嘘みたいな時代だなと感じる一方、

ガチャガチャの値段は上がっているなと。

私が子どもの頃は

100円のガチャガチャが主流ですが

今はほとんどが300円代。

下手したら500円のものとかもあります。

そう考えると

なんでガチャガチャで500円もして

100円均一でいろんなものが買えるんだと

不思議に思いませんか?

物価が上がってるんだから下がってるんだか。

変な感じ。


今一度

消費のあり方を

見直すべきでは?と思います。

無駄に消費するのではなく

安いから買おう

100円だから買おう

ではなく

100円の価値を見出せるものに100円を出す。

必要になったら必要な分だけ。

物持ちのいいモノを。

あえて安いモノを作るのではなく

訳があるものを安く売り

無駄を少なくする。


流行りの言葉を使うのであれば

それが今すぐにでもできる「SDGs」の気がします。