種を撒く 花が咲くかは子ども次第

高見順さんの

 

われは草なり

伸びんとす

伸びられるとき

伸びんとす

 

という詩をご存知ですか?

わたしはこの詩を聞いたとき

「あぁ、子どものうただなぁ。」

と思いました。

周囲の人が

どんな種を蒔こうとも

芽を出すか

花を咲かすかは子ども次第。

こちらがどんなに水をたっぷりあげたとしても

その子がその子のタイミングで

芽を出そうとした時にしか

花を咲かそうと思った時にしか

伸びてはいきません。

こちらが無理矢理肥料をあげすぎてしまえば

中身がないまま育ってしまい

やがて花を咲かす前に枯れてしまうでしょう。

 

いつ、芽を出すのか

どんな花を咲かすのかは

その子に託されている。

だから

大人ができることといえば

ただただ見守ること。

いつ芽が出てもいいように

環境を整えること。

これに限ると思うのです。

 

我は草なり

伸びんとす

伸びられるとき

伸びんとす

 

このあとも

まだまだ詩は続きます。

とても素敵なうたなので

よかったら

どんな言葉が続くのか

調べてみてくださいね。