足し算するとき、なんで指を使っちゃいけないの?〜手持ちの力を存分に活用して何が悪い〜


私は小学校1年生のとき、


足し算が苦手でした。


くり上がりだけでなく


7+2や6+3なども嫌いでした。


うん。苦手というか嫌いですね。


なんというか、


計算に頭のエネルギーを使いたくなかったんですねぇ。


もったいなくて。


そんなことにエネルギーを使うなら


もっと楽しいこといっぱい考えたい!


そんな子でした(´-ω-`)


だから頭で考えなくても答えを出せるように


指を使って計算することがほとんどだったんです。


なのに


先生は言うんですよ。


「指を使ってはいけません」て。


え?なんで?


正しい答えが出せるなら、いいじゃん。


これが当時の私


先生は続けます。


「あなたたちのためですよ。」


と。


先生はあたかも


「将来のために」


みたいな言い方をするんですよね。


ただ、この先生の良かったところは


強制的にやめさせないこと。


「段々と指を使う回数を減らしていきましょう。」


というスタンスでした。


けれども


「テストのときは指を使わずに計算しようね。」


とも付け加えました。


回数を減らすタイミングは

子どもに任せてほしかった。


しかし、


私は素直な子じゃなかったんですね〜。


「テストってそんなに大事なの?」


と思い、


隠れて指を使って答えを導き出してました。


(バレていたかもしれませんが、


触れないでくれていたことは


この先生の二つ目の良いところです。)


結果、何が言いたいかと申しますと


手持ちの能力を使って何が悪い!


ということです。


なにか問題にぶち当たったとき


自分が出来ることを考え


持っている力を


最大限利用するしかないじゃないですか。


(私の場合はやり方がわからないとか


指を使わねば計算できないとかではなく


ただただそこにエネルギーを費やしたくない


というそれだけの理由でしたが


それだって立派な理由だと思っています)


「あなたのため」や「将来のため」等の


あたかも私のためを思ってのような言葉たちは


「実際には今のあなたでは満足できない」


「今のあなたではダメだ。」


と、今を否定する言葉だと私は思うのです。


そうなるとどうなるか


自信をなくし、


自分を表現するのが怖くなります。


ありのままの自分を出せなくなります。


だとするならば


自分が持ってる力を自由に活用して


成功体験を増やした方が何倍もいいと思うんです。


日本の教育って閉ざされているというか、


偏っているというか。


(自分の受けてきた教育の範囲内のことを

ひっくるめて

「日本の」と称していいのかわからないけれど)


子どものヤル気の芽を摘んでいるというか。


もっとのびのび学ばせてあげてほしい。


心からそう思います。