ゴミの出し方一つで見えてくるその人の人となり。


その人の人柄が一目瞭然に現れるものがあります。

それはゴミの出し方です。

私の主人は清掃業の仕事をしています。

商業施設を担当しているのですが

ゴミを集めて思うことは

出し方一つでその人の人となりがわかるそうです。


燃えるゴミ、ビン缶含む燃えないゴミと

2種類のゴミ箱を並べておいていても

平気で燃えるゴミにビンが入っていたり。

プラスチック容器に氷を入れたまま捨てるため

ゴミ袋に液体が溜まっていたりするそうです。

クラッシャーに入れる際に、瓶や缶が入ってると

機械の破損だけでなく、

破裂して人災にもなりかねないため

ゴミ袋に手を突っ込み取り除くそうです。

燃えないゴミのゴミ箱の隣に

ビン缶専用のゴミ箱が設置されているのに

分別せずに捨てるその無神経さに唖然とする、と

話をしてくれました。

また、すぐそこにゴミ箱があるにも関わらず

道端に捨てられている

ファーストフードの包み紙や紙コップ。

人間の底辺が見えると言っています。


目に見えないところだから

誰にも見られていないから

自分の手から離したいがために

何をやってもいいという考え。


本当にそうでしょうか。

私はむしろその逆だと思っています。


目に見えていないけれど

誰も見ていないけれど

手から離れた後も責任を持つ。


そうした心がけ一つ一つが大切なのではないかと。


フードコートを利用していると

テーブルを拭いたり、整えたり

トレーやゴミを回収してくださるスタッフの方を見かけます。

その人たちがいるから

気持ちよく施設を利用できる。

だからこそ、私ができることは

可能な限り行おうと心がけています。


例えば、食べ始める前だけではなく

食べ始めた後も次の人が使いやすいよう

きれいなダスターで拭いたり、

ゴミを捨てるときは

なるべくかさばらないように

ぺちゃんこにしたり。

(私は勝手にアイラブぺちゃんこプロジェクトと名付けています。)

見えないけれど

次の人や

そこを整えてくれている人を想像して振る舞おう。

その心がけは

必ず自分に返ってくるから。

同じ連鎖なら

優しい連鎖でありたいから。


外見ばかりでなく

人が見えないところにも

心を配れる人になりたいと

私は思います。


モラルは倫理ですよね。