子どもをお風呂に入れるのは、だいたい母親かと思うのですが、お風呂こそ性教育をするのにピッタリな場所だと私は思います。
うちの家の場合。
夫の帰宅が遅いこともあって、子どもをお風呂に入れるのはもっぱら私でした。
そこでの良い機会が生理中の入浴。
言葉が話せる様になると
「ママ、血が出てるよ。」
と、子どもが気づき、教えてくれます。
そういうときに誤魔化さずに
「これはねぇ、赤ちゃんのお布団なのよ。」
と、教えてあげました。
①お腹の中の赤ちゃんは、温かい血でできたお布団にくるまれていること。
②そのお布団はボロボロになる前に、新しい素敵なお布団にかえられること
③いらなくなった古いお布団は、こうしてママの体から出ていくこと
血=痛いと知っている子どもは、お母さんのことが心配なので、一生懸命お母さんの話を聞き、理解しようとしてくれます。
また、自分もこの間まで赤ちゃんだった!ということもあり、身近な話題として比較的受け入れやすいです。
むしろ興味津々だったりします。
小学校入学など、少し年齢が上がってきたときもまたチャンス到来。
月経中は体の中がお布団交換で忙しく、自分(お母さん)の意に反してイライラしてしまうことも伝えました。
子どもはお母さんがイライラしている理由がわかれば安心するものです。
それからと言うもの、八つ当たりしそうになると
「あーごめん、生理前でイライラしてるわー。悪いのはママでも太郎でもない、体の中のホルモンのせいなのよー!ごめんねー!!」
と、言えるようになりました。
そして太郎も私が自分で気づいていない時には
「生理前だね。」と教えてくれるようになりました(笑)
お風呂に入っていると、次々疑問が湧いてきます。
なぜ毛が生えてくるのか
なぜママのおっぱいだけ膨らんでるのか
なぜパパにはちんちんがあるのか
等々…裸ならではですね〜
大人が誤魔化さずにきちんと向き合ってあげれば、なんでも相談できる中になれること間違いなしです。
ちなみにうちの家では、タイミングが合えばパパ、ママ、娘の3人でお風呂に入っているため、性器の違い等々も見比べることができています。
月経の話に戻りますが、相手が男の子でも女の子でもきちんと伝える必要があると、私は思っております。
なぜなら男の子には、将来のパートナーへの理解につながるからです。
うちのパパは年子の妹がいることもあり、月経への理解がハンパないです。
生理期間中、出かけようものならば
「ナプキン持った?」と教えてくれたり
(私が忘れん坊というのもありますが)
布団に漏れてしまえば
「もう少し大きいサイズの買ってみる?」と一緒に薬局で探してくれたり
(最近はショーツタイプで落ち着きました)
冬場は湯船を汚すのが申し訳ないと思って、入浴を控えシャワーだけにしていたのですが
「ママ、寒いから入りな。汚れても大丈夫。すくえば大丈夫。」と気遣ってくれたり
もはや神です。
だから堂々とトイレにナプキン置いてます!
なんのカバーもせず堂々と!!
話は戻りますが、体のことにむやみにモヤをかけないよう、日頃からオープンなやりとりをすることが大切なのではないでしょうか。
ちなみにうちの子。
3年生にもなると初潮が始まる子も出始めています。
「◯◯ちゃん、生理きたってー!」
と、教えてくれたので
「太郎も来たら教えてね。どのナプキンが自分に合うか買い比べてみようね!ママのお気に入りはコレ。」
と、ポジティブに考えられる様返事をしました。
これから何十年と付き合っていく生理。
煩わしいし、めんどくさいし、神経使うし、なきゃ楽なのになぁと思うのが正直なところですが、これから何十年と付き合っていく子どもに向かってそんなネガティブを植え付けるのはよくありません。
あくまでポジティブに、付き合っていける様導いていく責任が親にはあります。
また、うちの子の場合、更に疑問が湧き
「男の子には生理ないの?赤ちゃんの布団必要ないもんね??」
と聞いてきたので、精通の話もしました。
小さいときから自分がなぜこの世に生まれてきたのかを知るために「ぼく どこからきたの?」と言う絵本を買っていたので、なんとなくどうやったら赤ちゃんができるかはわかっている太郎。
けれどもそれなりの年齢になって、親の言葉できちんと説明してもらうのは初めてでしたが、なんの抵抗もなく受け入れている様子でした。
膨大なわからない情報から自分が理解できることだけを探して抜きだし、自分のものにする子どもの力は天下一級。大人はかないません。
私の説明をどこまで理解しているか。
それは子どもにしかわかりませんが、
でも、大事なのは、なんでも話し合える関係性。
高学年になったらピルの話や避妊についての話もしておこうと思います。