専業主婦だったら良かったのに

 

私は

社会人になってから今まで

結婚しても

子どもを産んでも

おかげさまで

ずっと働き続けてることができているのだけど

唯一

「専業主婦だったら良かったのになぁ。」

と思うときがある。

それは洗濯物を干すとき。

仕事をしていると

朝の出勤前までに

室内干しか外干しかの選択を迫られる。

100%雨が降っていれば

諦めもつくのだが

微妙な天気のときなど

「これ、降り始めるときまで外干せるよなぁ。」

と思いつつも

出かけねばならないので

天気予報を信じ

浴室乾燥のスイッチを入れる。

そうして一日曇りとかですんで

天気予報が外れたりすると

「電気代が…。」

と、チーンとなるのだ。

 

そういうときばかりは

専業主婦だったらなぁ。

と、憧れてしまう。

 

実際ぐーたらな人間なので

きっと本当に専業主婦になったら

テレビの前から一切動かず

ご立派な体型になっていたに違いない。

私は多分、無理矢理にでも

動かされた方がいいタイプだろう。

 

けれども出勤途中に

ベランダに干されている洗濯物を見るたびに

専業主婦になりたいぜ。

とふと思ってしまう私なのだ。