通勤中にすれ違った家族の話
パパ、ママ、年長くらいのお兄ちゃん、2歳くらいの弟の4人家族。
パパと弟が手を繋ぎ
ママとお兄ちゃんが手を繋いで歩いていました。
パパ、ママは出勤で
子ども二人は保育園に行くのかな。
歩き疲れた弟がパパに抱っこをせがんでいました。
パパはひょいっと弟君を肩車。
笑顔弾ける弟君。
羨ましそうに見上げるお兄ちゃん。
そしてママに
「ねぇ、ママ、抱っこごっこって知ってる?」
「抱っこごっこ。知ってる??」
急いでいるのか
朝から余裕がないのか
ママは無反応。
その後も私が見ている間中
「ママ。抱っこごっこだよ。」
と言い続けるお兄ちゃん。
そっか、この子はずーっと我慢我慢の毎日なんだ。
抱っこはもうあそびの領域なんだ。
と、思ったら涙が出そうになりました。
子どもにとったらあそびは未来への希望、願望、過去の失敗や怖い体験等をアウトプットすることで消化するもの。
そのあそびの中に、抱っこが含まれてしまっている。
本当はあそびでなくて、抱きしめてもらいたいはずです。
二人の育児は大変かもしれません。
下の子に手がかかりすぎて
上の子にはついつい自分のできることはやってもらいたい気持ちもわかります。
でも、上の子だって、まだまだ甘えたい。
うちの子は三年生になりますがまだ抱っこをせがみます。
いくつになっても母の温もりを感じたいのです。
どうか、その子の欲求がどこかで満たされていますように。