懇談会に参加してきました。
先生方の話を聞きながら
どうも納得できないことがいくつかありました。
①身につけるのは学力?
学年主任の先生が
「国語力をつけるためには。」
とか
「たしかな学力を身につけるためには。」
というお話を繰り返ししてくださいました。
私が違和感を感じたのは
身につけるべきは
学力や国語力ではなく
人間力なのでは?ということ。
教育現場に身を置いている先生方は
学力を身につけることがお仕事とは思いますが
子どもたちにとって学校は
一方的に教わる場ではなく
共に育って行く場の共育であってほしいと
思うのです。
これは教師もしかり。
子どもたちに教えるだけでなく
子どもたちからたくさんのことを
教わってほしい、と思いました。
②良いところを認めるだけで良いの?
学年重点目標に
「友だちの良いところを認めて、思いやりをもつ」
というのがあったのですが
ここにも違和感を感じました。
認めるのは良いところだけなのか?
悪いところとは言いませんが
友だちの
苦手な部分も認め、
その子全体を受け入れることが
思いやりにつながるのではないか、と。
もしくは、
相手の苦手な部分を理解し、
周りは
どのようにフォローできるか考える
と言うのが本当の思いやりではないのか、と。
良いところを認める、良いところを見つける
も確かに大事だけれど
相手のウィークポイントも受け入れること、
そして相互に助け合うこと。
それが本当のインクルーシブ教育なのでは、
と思うのです。
③子どもが安心して自分を出すためには…
「子どもたちの良さを引き出し
安心して自分を出せるように
フォローしていきます!」
とも話してくださいましたが
安心して自分を出すためには
安心して失敗ができること、
良い部分も弱い部分も見せられること
なのではないのでしょうか。
どうしても子どもの世界って
みんな仲良く、のような
プラスのことに重きを置く傾向にありますよね。
でも実際は
良いことばかりじゃない。
むしろ辛いこと、厳しいことが溢れてる。
そんな中でも明日に希望を持って
生活してほしいと思うのでしたら
きちんと目の前のマイナスのことにも目を向けて
受け入れたり
受け流したりする練習が必要なのではと
私は思います。
どうか学校という名の教育現場が
共育現場となりますように。