読み聞かせという言葉が嫌いです


読み聞かせという言葉

違和感極まりないと思うのは私だけですか?

たぶんこの「させる」という言葉が

引っかかっていると思うのです。


あくまで

大人が大人の都合で読む感じに聞こえてきて

なんだか嫌です。

読み聞かせの時間とか。

寝る前に読み聞かせています、とか。

子どもサイドが聞きたい、お話読んで欲しい、

ならわかるのですが…。


図書館とかでよく

乳幼児に読んであげているお母さん、見かけます。

けれども対象である子どもは興味なさそう。

どんどんページをめくりたがったり

戸棚から絵本を出すのに一生懸命だったり

座ってられずふらふらしたり。


子どもに「絵本読んで」と言われたり

読んでもらうことを楽しみにしているなど

聞く側の心と読む側の心が

合致していれば良いのですが

そうでないときは

大人の方の自己満足ではないかと。


とある有名な絵本作家さんは

子どもに本を読む時に

子どもにアクションを起こしていたといいます。

例えば絵本でコチョコチョをするページがあれば

子どもを実際にくすぐったり

あっぷっぷーのページでは

一緒ににらめっこして笑い転げたり。


私も

「カラスのパン屋さん」の絵本など

たくさんのパンが並んでいるページがあります。

立ち止まって

「どのパンがいーい?ママはこのパン!ぱくっ!」

と食べる真似をしてみたり

「たまごのあかちゃん」の絵本では

たまごにむかって

「でておいでー。」と話しかけるシーンがあるのですが

子どもと一緒に

「せーのっ!でておいでー!!」

と声をかける遊びをしたり。


ただ淡々と文字を読見上げるのではなく

絵本がいわばコミュニケーションの道具なんですよね。

絵本を通してやりとりを楽しむ。

子どもからしてみれば

読んでもらっているというよりも

大好きなお母さんと一緒に遊んでいる、

という感覚です。


いろんなところにでてくる「させる」という感覚。

(習い事をさせる、とかね。)

そろそろ大人主体の考えから卒業して

子ども主体の考えになってほしいものです。