通信簿の評価が不服な太郎にかけた言葉〜評価社会を生き抜いていくために〜

 

1学期が終わり夏休みに入る前にもらった通信簿。

自分の頑張りと先生の評価に差がありすぎて

納得できないとご立派な太郎。

本人曰く

全て全力で頑張ったのだから

「全部◎でしょ!!」

と言い張った。

 

そこで母である私が投げかけた言葉。

 

「こんな紙切れ一枚で、あなたの実力を評価しきれるわけがないじゃない。」

 

それを聞いた太郎。

 

「確かに。」

 

と納得し、

それ以降通信簿の◎の数を気にしなくなりました。

 

「あなたよりもっと頑張ってる人がいるんだよ。」

とか

「クラス全体を平等に評価しないといけないからねえ。」

とか

言ってもらいたいんじゃない。

 

頑張り方は人それぞれで。

「がんばれ!」はときに励ます言葉ではなく

追い詰める言葉になるし

通信簿の付け方(◎何人、◯何人…)

なーんて説明されたところで

太郎の知ったこっちゃないことで。

 

通信簿は

先生が数字で生徒を輪切りにいていった評価であり

同じように過ごしていたって

先生の見方によっては変わっていくもの。

 

そのときテストで100点取ったり

良い成績を収めれば

◎の数は増えていくかもしれない。

けれども、そこで覚えたことを

テストが終わったら忘れてしまうよりも

きちんと理解し

いつまでも覚えていることが大切。

そのためにも

きちんと積み重なっている自分を

実感できること、客観視できることが大切。

 

積み重ねができていることを実感できるように

満足いかない点数のテストとかを

一年後とかに出している。

スラスラ答える太郎。

「わかるようになったね〜ペケだったのにね。」

とか言うと

「なんでこんな問題間違えたんだろ。自分だらしなっ」

とか言うから笑える(笑)

だらしないってこんなとこで使うんだ(笑)

 

①他人の評価を流せること

②比べるのは他人ではなく過去の自分

③出来なかった自分も、出来る自分も、自分!

 

「あの時できなかったけど、今はできる。」

の体験をいかに積んでおくか。

学力も大切だけど

メンタルも強くしていかなくちゃ

心がポキンと折れてしまう。

 

悲しいかな、人の評価は生涯つきまとうからね。