発達障害ではなく発達特性という言葉がしっくりきます。


子どもと関わっている仕事をし続け早12年。

いろんな子に出会いました。

いつも思うことは

一人ひとりタイプは様々ということ。


私が一年目のときには

グレーという言葉をよく先輩が使っていました。

「あの子グレーよね。」

みたいな。

グレーとはいわば

発達障害を持っている可能性があるということ。


私はこのグレーという言葉が嫌いです。

グレーがあるということは

ホワイト、ブラックもあるということ。

んー

そんなはっきり

ホワイトやブラックにわけられるもんですかね?

私から言えば

私もあなたもグレーかと思いますが。


むしろ白、黒、灰色の三色ではなく

みんな持っている色、違うと思うんです。

奈良県にあるインクルーシブ教育を取り入れている中学校の校長先生が言ってました。

「あなたたちは色鉛筆です。一人ひとり色が違います。」

と。

なんて素敵な表現なんだろうと思いました。


発達障害という言葉も嫌いです。

自閉症スペクトラムADHDなど

はっきりとした名称がつくなんてあり得ないと思っているからです。

そう言った傾向にあるだけで

スパッと区切れるものではないと思っています。

そして障害という言葉自体が合わないとも思ったからです。

私はお腹空いていると機嫌が悪くなり

冷静になれません。

これもいわば障害です。

だとすると、この障害という言葉、合っていないんじゃないかなと。


そんなときに

発達特性という表現をされている先生に出会いました。

発達特性!

なんとしっくり来る言葉でしょう!


この子はここが苦手

この子はこーゆーときにパニックになる

そういう苦手要素を持っている子を理解し

得意な子がカバーしてあげれば

オールOK!

だと思いませんか?