努力が足りないと言ってはいけない

 

 

自分の努力だけでは

どうにもならないことがある。

がんばっても

がんばっても

報われないこともある。

そんなときに

「努力が足りないからだ。」

と言われてしまうと

いよいよ心が折れてしまう。

 

とある人の話。

その人が小学生の時

お母さんに相談したそうだ。

 

「お母ちゃん、ぼく、お友達とは仲良くできるのに、お勉強ができないんだよね。」

 

と。

 

ここで

その子のお母さんが

 

「あなたがもっと努力すればいい話だ。」

とか

「今以上に一生懸命勉強しなさい。」

とかではなく

 

「あたしらの子だからねぇ。」

 

と、答えたらしい。

それでその子は救われたとか。

 

「あ。僕だけのせいじゃないんだ。」

 

と。

 

このお母さんの言葉によって

この子は

ありのままの自分を受け入れられた。

 

そうか。

僕だけが悪いんじゃないんだ。

僕だけのせいじゃないんだ。

と。

 

努力が足りない、もっと頑張りなさい

という言葉は

すでに頑張っている人にとっては

辛い言葉となる。

 

努力で結果を出せたら万々歳。

でも、実際のところ

どんなに努力をしても、報われないこともある。

 

どんなときでも

そのまんまのあなたでいいんだよ。

と言われたら

どんなに、救われることか。

 

人は、そんなにすぐにはかわらない。

人は、そんなにすぐにはかわれない。

 

「やってみても、たいして変わらないかも知れないけれど、とりあえずやってみっか!」

これくらいのレベルで十分。

そうすれば自分を苦しめなくてすむ。

 

どんなときでも

「そのまんまの自分でいいんだ。」

と思えること。

 

そこが大事。

それが大事。