有給休暇の過ごし方~30年前のピアノ~

 

 

先日の金曜日。

ひょんなことでもらった有給休暇。

だいたい用事があるときにしか有給頂かないので

なにも予定がないと

どう過ごしていいかわからなかったりする。

 

とりあえず太郎を学校へ送り出す。

すっぴん、家着の母をみて

「今日仕事休み?」

と尋ねられる。

「うん、だから学童お休みね。」

と、家に帰ってくるよう伝える。

 

ちょっと前だったら

「僕も休みたい!」

というところだったのに

最近は学校の方が楽しいらしい。

4年生だものね。

私も4年生のころが一番楽しかった。わかる。

 

とりあえず軽く掃除して

買い物に行こうかと思ったけれど

雨風強いし

運良く今晩は私と太郎のみ作ればOK。

わざわざ買いに行かなくてもすみそうなので

引きこもりを決める。

 

家の中でできること…

ピアノでも弾こうかな。

 

小学校1年生から6年生まで続けたピアノ。

繰り返しの指練習がつまんなくてとても嫌だった。

「私は曲が弾けるようになりたくて習い始めたのに練習ってこんなに地味なの?」

って習い始めた直後は

発表会などの華やかさと

地道な練習とのギャップに

かなりショックを受けた。

 

バイエルとかクラシックとかでつまんなくて

もっとアニメの曲とか弾きたい!!

みんなが知ってる曲がいい!!

とも思ってた。

 

そんな気持ちでやってたから全然上達することもなく。

 

音階は読めるけど、休符とかわかんないから

初めてみる楽譜は一度、誰かに弾いてもらって

耳からリズムを覚えて弾く感じ。

(右手のどの音の時に左手が入るのかとかわかんない)

 

今は童謡とか子どもの歌とか

弾いてて楽しい曲ばっかりだから

いくらでも練習できちゃう。

あの6年間は嫌々練習していたけれど

あの6年間があったから

指がとりあえず動くと思うと

大事な時間だったんだと思う。

今でも指練習とか地味だなーって記憶、はっきりあるけどね(笑)

 

その日は

ドラえもんの歌、パプリカ、ドレミの歌、ビリーブ弾いて終了。

ちょこっと「きのこ」も練習したけど

音が覚えられずいったん終了。

次回弾くころには頭に入ってるといーなー。

(覚えられないときには無理に頭に入れない)

(いつかできる日がくるから)

習い事だと

来週の何曜日までに弾けるように練習しなくちゃ!だけど

気のままにできる今はそういう強迫観念がないから

「いつか弾けるようになるだろ~」って思って

自分の好きなように進めたり、立ち止まったり。

無理は禁物。ストレス禁物。

 

ざっと1時間くらい弾いて

ピアノのコンセント抜こうと思ったら

鍵盤の裏に93年製って書いてあった!!!!

確かに小学生の頃に買ってもらった電子ピアノ!!!

え?!1993年ってことは30年前ってこと??

昔のモノって物持ちいいですね…びっくり。

当時キーボードじゃ物足りなくて

無理言って買ってもらったこのピアノ。

このあと何十年も

私の側に寄り添ってくれることになるなんて

当時は思ってもみなかったです。

買ってくれたお父さんに感謝。

ありがとう!

 

 

鍵盤は叩きすぎて

(そこまで練習してないけどね)

職場のより柔らかいけれど

まだまだ現役で使えます。

出ない音とかもないし。

 

あんなに嫌いだったピアノの練習。

それでもピアノの音は

私に周りに確かにまとわりついている。

弾くとリフレッシュするし

ピアノの音に癒される自分がいる。

 

大した技術ないけれど

自分の中でピアノはもはや、生活の一部みたいです。

 

音楽っていいね。