イイことも悪いことも必ず終わりが来るということ

 

3年前の3月。

新型コロナウィルスがなんなのか

誰も何もわからず

とりあえず子どもたちを守らねばという判断から

「明後日から休校です。」

と学校から突然の通知がきました。

普段なら

少しずつ学年末の荷物を持って帰るところ

お道具箱からピアニカ、防災頭巾、絵の具セット諸々抱えて

ふらついた足取りで帰宅する我が子を

迎えに行った記憶があります。

 

学校は急に休みになるし

不慣れなマスクやアルコール消毒や黙食は始まるし

ストレスハンパなかった子どもたち。

もちろん太郎もそのうちの一人でした。

 

「なんでマスクしなくちゃいけないの?」

「コロナウィルスってなんなの?」

「いつこんな生活終わるの?」

などなど

不安から

なんでなんでの連続質問。

大人にだってわからないことだらけだったけれど

一つ太郎に言っていたことは

「いいことも悪いことも長くは続かない。」

「どれくらい続くかは今は誰にもわかるないけれど、必ずいつかは終わりはくるんだよ。」

ということ。

もちろんキョトンとしてましたけど。

 

そして今年。

新型コロナウィルスに対し

わかることも増え

ワクチンもできて

未知のウィルスに対する不安も和らぎ

様々な場面でいろいろなことが緩和されてきました。

 

先日行った授業参観も

今までは各家庭一人という人数制限がありましたが

何人でもOKになったし

店内に入るときに

入り口出口が分かれていたのに

最近では取りやめているお店も増えてきたなど

普段の日常に戻りつつあります。

 

なので太郎にはすかさず

「やっぱり終わりはくるんだね。」

ということを改めて伝えました。

 

チャンスは逃さないこと。

 

この先

もうダメだと思ったり

立ち直れないくらい落ち込んだりすることが

あるかもしれません。

けれども今回の新型コロナウィルスによって

「なんにでも終わりはくる。」

という大きな経験を経て

今は無理でも

いつからは抜け出せる日が来ると

前向きに考えられる姿勢を持つことが

できるようになったと思うのです。

 

なんでも経験。

なんでもチャンス。

 

大人がそういった態度を

見せていきたいものですね。